みんなが 楽しく 永く遊べるために
私たちからの提案です
楽しむためには基本的なスキルを身につけましょう。
SUPでの波乗りは決して「お手軽」ではありません。
サーファーや他のSUPerがいるポイントへ入る前に、
平水面(インリーフ・河川・フラットコンディション)や小波やチョッピーなコンディションで最低限身につけておくべきスキルがあると思うのです。
1)まずはとにかく漕げること。
サーフ用のSUPを使用して全力で1㎞、10分程度の漕ぎはこなせるような「漕ぐ」スキルと体力を身につけましょう。
2)ボードコントロールを覚える
レギュラースタンスからステップバックしてピポットターン右回り・左回り
グーフィースタンスでもステップバックしてピポットターン右回り・左回り
それぞれ3回転は確実にできるようになりましょう
3)腹這いでのパドリングを覚える
ボード上に腹這いになってのパドリング100m程度(パドル100回目安程度)を休まず続ける体力とスキルを身につけましょう
4)波を越える技術を身につける
少なくとも腰程度のブレイクまでは、波を越えながら落ちずにゲティングアウトできるようになりましょう。もちろんニーパドルでなく立ったまま。
波乗りには不向きなチョッピーコンディションも、波越えトレーニングには最適なコンディションです。
たったこれだけのことでも身につけるには少なくとも10ラウンド以上を要するはずです。
それまではじっと我慢して体力と技術が追いついてくるのを待ってください。
気持ちよく遊ぶために ~ スキル以上に大切なこと ~
■郷に入っては郷に従ってみる
どこのポイントでもその場所のルールがあります。
たまに遊びに行く程度の場所ならあなたはビジターです。
まずは謙虚になってその場所のルールを調べてみましょう。
■できればホームポイントを持つ
風・うねり・潮位・カレント。。。海を知ることはとっても難しいです。
まずは基準になる自分のホームポイントを決めて通ってみることで、いろんなことがわかってくるはず。
■風 潮 波 を気にしてみる
ホームポイントを基準にしつつ、
慣れてきたら天気と潮を気にして良い条件の良いポイントを探す過程を楽しみましょう。
SUPで波乗りなら頭オーバーのジャンクよりもスネヒザ面ツルの方が楽しいかもしれません。
■謙虚さを忘れない
先客がいるピークに入るときはまず先行者に挨拶をしましょう。
上から目線は威圧感を与えます。サーファーに近づくときや近くを通過するときはなるべくニーパドルで。
マナー違反をしてしまったと思ったらすぐにちゃんと謝りましょう。
■事故は未然に防ぐ
立ちゴケするとボードが飛びます。サーファーにボード2枚分(5~6m程度)よりも近づくときはニーパドルで。
リーシュコードの太さ、長さをマメにチェック。SUPで波に巻かれるとサーフボードよりも簡単にリーシュコートが切れます。
根付ヒモもマメにチェック。結束部の余端が短いものや表皮に傷のあるものはすぐに交換を。
テイクオフの前に必ず前後左右、進行方向を確認するクセをつけましょう。
落水の際は背中から。ボードへ上がる際は海底になるべく足を付かないように。
特に足からの飛び降り、頭部や顔面からの落水はとっても危険です。
■譲る気持ちを忘れない
波乗りのルールをちゃんと勉強しましょう。
先に人がいるポイントへ入るなら謙虚さを忘れずに。
人を目指してピークへ向かうのではなく、自分で海を見て波を探し、より楽しく遊べるピークを探せるようになりましょう。
もしあなたが先に入っていても、自分のまわりにサーファーが増えたら機動力を生かして率先して移動しよう。
レディーファースト、キッズファースト、ビジターファースト。
波を譲るオトナの余裕を忘れずに。
■環境に気をつかう
沖に漂うビニールやペットボトル、余裕があったらポケットに。
もし可能であれば海上がりに片手に持てる程度の「ちょっとだけビーチクリーン」を。
■身体のケアに気をつかう
SUPSurfingはとても負荷の高い運動だと思います。海から上がったら栄養と休養をとって疲労回復に努めましょう。
身体の機能が目覚める前の朝イチの入水はとっても危険です。少し早めに起床して身体が目覚める時間の余裕を持ちましょう。
■情報の取扱いに気をつかう
マイナーポイント(シークレットポイント)の情報とメジャーポイントの情報は区別しましょう。
マイナーポイント(シークレットポイント)の情報は慎重に敬意を持って取り扱いましょう。
荒れてしまったポイントは簡単には元に戻りません。
「荒れる」とは「不特定多数の人々が訪れるようになってそのポイントの秩序がなくなること」
その結果地元住民や自治体の信頼を失い、立入禁止になってしまったポイントは数多くあります。
ポイント名やアクセス方法、場所を特定できる写真などの情報はSNS等でむやみに拡散しないようにしてください。
マイナーポイントに人を連れて行く時は引率者が責任を持ってそのポイントのルールを説明して欲しいものです。